ポテト・ビート関連作業機
ヨーロッパのポテトハーベスターはオフセットタイプが一般的です。なぜ日本のハーベスターのようなセンター掘りではないのでしょうか。
オフセットハーベスターの掘り取りではトラクターが畝をまたぐ必要はありません。
収穫作業の能率はハーベスターの処理能力によって決まります。すなわちハーベスターの分離能力が高ければ、機上選別が容易となり作業能率が上がります。
作物取り込み部は3枚のシェア、ディアボロローラー、2本のスプリングタイプディスクコルター、茎葉の詰まりを防止する2つの茎葉フィードインローラーで構成されています。この構成により畝を押すことなく作物全体を引き込むように取り込むことができます。
これは次の利点があります。
堀り取り深さはディアボロローラーのネジ付ロッドで調整します。また茎葉の状態と土壌の条件によってディスクコルターの作業位置も調整可能です。
①選別コンベア
コンベアは無段階で速度調整が可能です。ほぼ水平に設置された同コンベアは作物の逆流を防ぎ、コンベア全体に作物が流れます。両側のプラットフォームには選別作業のために各2人分の搭乗スペースがあります。
②小芋の選別
選別コンベアの中間には4本の選別ローラーが配置されており、ディスクの間隔によって選別される小芋のサイズを調整します。選別サイズはディスク間のスペーサーの枚数によって変更が可能で、微調整はローラー位置の調整で可能です。
③夾雑物コンベア
選別台で選別された夾雑物はコンベアを通りストーンボックスに溜められます。
オフセットによる作業精度の高さとグリメオリジナルの選別機構は、使用されたすべてのお客様に満足頂いております。また他社製品に比べ軽量設計なので圃場を傷めません。
掘取りはオフセット(横掘り)です。畦間に入らないため悪条件下での作業もOKです。またトラクターやハーベスターのタイヤでの損傷や土塊の発生を防ぎます。
選別は長い掘取りコンベアー部とユニークな茎葉処理装置でイモと土/茎葉を分離し、特殊フィンガーセパレーターで土塊/石とイモをきれいに選別します。
オート機能を充実装備し、3トンバンカーを装備した本格モデルです。傾斜地等での選別能力も高い設計です。世界中のポテト生産者に好評!その作業性能と品質の良さで愛用されています。
圃場条件を選びません。運転者と選別作業者に優しいオート機能が充実したモデルです。
従来機と比べ掘取りコンベアーを長くし、角度を緩やかにしたことでイモへのダメージを最小限にし、掘取りコンベアー間の段差を低くして落下ダメージを軽減しました。
掘取りコンベアー部の駆動がチェーンからドライブシャフトになり、メンテナンスの軽減と耐久性がアップしました。各部の操作をコンピューターで行い、更に使いやすくなりました。自動水平装置で傾斜地での選別能力が向上しています。
各部の調整はデジタル化され簡単にセッティングすることができます。バンカーも4~6tの容量で大きな圃場でも往復作業が可能になり、効率の良い作業を実現します。
グリメポテトハーベスターは、掘り取りアタッチをかえることで野菜の収穫が出来ます。海外では加工用の人参や玉ねぎのハーベスターとしても活躍しています。
人参アタッチメント
人参掘り取りアタッチを取り付ける事で平畦/高畦どちらでも対応できます。
野菜収穫アタッチメント
玉ねぎ等の収穫アタッチ、根切りを行った玉ねぎを拾い上げます。土を取り込まないので製品がきれいです。また玉ねぎ以外の根菜類(にんにく・チコリ等)の収穫も可能です。
SE75-20 |
SE140 |
商品名 | SE75-20 | SE140 | SE75-55 | SE150-60 | SE260 | |
機体寸法 | 全幅 (㎜) | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,300 | 3,300 |
全長 (㎜) | 7,900 | 8,300 | 8,920 | 11,200 | 10,740 | |
全高 (㎜) | 3,100 | 3,160 | 3,500 | 3,700 | 3,780 | |
バンカー容量 (㎏) | 2,300 | 4,000 | 4,000 | 6,000 | 6,000 |