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エンジンオイル編


トラクターにとってエンジンは心臓部。そしてエンジンオイルは大切な血液のようなもの。 エンジンがいつまでも元気で力強く動くように、今回はエンジンオイルに関する豆知識をご紹介します。
正しい知識を身に付けてあなたのトラクターのエンジン性能をフルに引き出しましょう。

ディーゼルエンジンオイルの規格とグレード!

オイル缶の表示に“CF 10W-30”のような記号が記載されているのを見た事があると思います。
これは、ディーゼルエンジンオイルの性能と規格をあらわしている重要な記号です。
 最初のCは、ディーゼルエンジン用のオイルである事を表しています。 (Compression Ignition Engineの頭文字をとっているといわれています。 つまり、圧縮して着火させるエンジンという意味ですね。)
 次のFは、オイルのグレードを表していて、Aから始まり、 B⇒C⇒D⇒E⇒F⇒G⇒H⇒Iと後ろに行くほど高級グレードになり、 オイル性能がどんどん進化してきています。これはAPIサービス分類(米国石油協会)で定めている規格です。
 次の10Wは、低温粘度記号を表しています。 WはWinterの頭文字で、10Wの場合-25℃時の粘度を表しており、 数値が高くなるほど粘度が高くなります。これは、SAE規格(米国自動車技術者協会)で定めている規格です。
 最後の30高温粘度を表しており、100℃のときの粘度を表しています。
この10W-30のように低温粘度と高温粘度両方を表記しているものは“マルチグレードオイル”といい、 使用可能な温度範囲が広くオールシーズン対応の高性能オイルです。
一方、“SAE30”のように高温粘度だけが表記されているものは、“シングルグレードオイル”といい、 使用温度が限られるため季節により使い分けが必要となるオイルです。
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古くなったエンジンオイルは老廃物がいっぱいです!
エンジン内部では、高温燃焼と摩擦によってススや金属粉などの劣化物が常に生成されています。 また、軽油に含まれる硫黄分が燃焼し、水分と反応すると腐食性の強い酸が生成されます。
オイルはこれらの生成物を分散・洗浄・中和し、内部をクリーンに維持していますが、次第にその性能が落ちてきます。 当然そんなオイルを長く使用するとエンジンのためには良くありません。
こまめなオイル交換を実施してエンジンの寿命を延ばしましょう!
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良いオイルはすぐに黒くなる!
よくお客様に、オイル交換してもすぐに黒くなるな!と言われる事がありますが、 これは、エンジン内部のススやカーボンなどを洗い落としているからなのです。
良い石鹸を使うと汚れたアワが出るのと同じで、良いオイルはきちんと洗浄の 役割を果たしているのですぐに黒くなるのです。

エンジンオイル交換のワンポイントアドバイス!

トラクターのエンジンを十分に暖機運転しオイルを排出します。
(やけどに注意!廃油は適切な処理を!新型モデルはドレインプラグが左右2箇所あります!)
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オイルフィルターを取り付けるときは、オイルシール部分にオイルを塗って、両手できつく締めます。
(取り付けるときはフィルターレンチを使う必要はありません!40シリーズなどフィルターが上向きに ついているタイプはフィルターにオイルを満たして取り付けてください。オイルポンプを長持ちさせる秘訣です!)
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オイルフィルターを外すときはフィルター頭部にフィルターレンチをかけて緩めます。
(中間部にレンチをかけるとつぶれてしまい、外すのに苦労する事があります!)
ドレインプラグの銅ワッシャーやO-リングなどに摩耗や損傷がないか確認します。
(外す前にオイルのにじみや漏れがないか確認しておき、怪しい場合は事前に部品をオーダーしておきましょう!)
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ディーゼルエンジンオイルの規格とグレード!

   エンジンの高性能化に伴い、オイルのグレードもどんどん高性能になっています。
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○○-4の4は、4サイクルディーゼルエンジン用である事を意味し、CF級以上に付けられている記号です。
CI-4指定のモデルは、600時間毎のオイル交換でOK!メンテナンスコストが節約できます。
CI-4指定のモデルにCH-4を使用する場合は、オイル交換時期を早める必要があります。
その他のモデルの交換時間については、それぞれの取扱説明書を参照してください。

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