HOME  >   とく得情報  >   メンテナンス講座  >   ボルト&ナットのメンテナンス編

ボルト&ナットのメンテナンス編

ボルト&ナットのメンテナンス編

今回のメンテナンス講座は、ボルトとナットに関してのメンテナンスについてお知らせします。

ボルト&ナットのメンテナンス

私たちの周りを見渡すと、あらゆる所にボルトやナットなどの"ねじ"が使われていますが、このねじの"ゆるみ"についてお話ししましょう。

身近な実例では、自動車のタイヤ交換後、しばらく走行するとホイールナットが緩んでしまった。
または、ナットが脱落してしまった。
などという事を聞いた事がありませんか。
これは、タイヤ交換の際にナットの締付けトルクが規定のトルクで締め付けられなかった事に起因するものが大半です。

しかし、規定のトルクで締め付けても"ゆるみ"が発生する事は珍しくありません。
中でも、過酷な条件下で使われる農業機械はホイールナットに限らず、フロントローダーや作業機に使われているボルト・ナットなどはゆるみが発生しやすいものです。
特に、新車の場合は"ゆるみが発生するもの"と思った方が良いでしょう。

これは、【初期緩み】と言われるもので、ボルト・ナットで固定される接合面の表面に微小な凹凸がある為、時間経過や振動・外力によりこの凹凸がなくなり、接合面にミクロの隙間ができる事により結果的にボルトの締付けトルクが低下するというメカニズムです。
ボルト&ナットのメンテナンス編


この【初期緩み】に対しての対応方法は、"増し締め"です。
自動車の場合、新車を買うと1ヶ月点検というサービスがありますが、数多い点検項目の中でボルト・ナットの緩みを確認して増し締めを行うのが目的の一つです。

当社も新車のトラクターをお買い上げいただいたお客様には、50時間点検という無料点検サービスがあり、各部の点検に加え、ボルト・ナット類の増し締めを行います。
この増し締めは何回もする必要はありません。
大抵2回程度増し締めすると、ボルト・ナット及び接合面に"なじみ"が出て緩まなくなります。

ちなみに、増し締めをするにはトルクレンチを使用しますが、トルクレンチがない場合はボックスレンチなどにパイプをかぶせて締め付ける方法があります。
例えば、リアホイールのハブナットなどは規定トルクが約300Nm(ニュートンメートル)ですので、ナットから1mの位置で約30kgの力で締付けます。
ボルト&ナットのメンテナンス編 10Nmは約1kgfです。くれぐれも締め付け過ぎに注意! ボルト&ナットのメンテナンス編 @Aローダーフレーム
BCDホイール


このページの先頭へ↑

ニューホランド