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噴射ポンプのメンテナンス編

ミキサーフィーダーの日常点検と定期点検

今回のメンテナンス講座は、エンジンの心臓部である"噴射ポンプ"のメンテナンスについてお知らせします。

噴射ポンプの種類

最近では、電子制御のコモンレールエンジンが主流となりつつありますが、皆さんがお使いになっているトラクターは噴射ポンプを搭載したメカニカルエンジンが大半を占めています。

噴射ポンプの種類は、大きく分けて"列型噴射ポンプ"と"分配式噴射ポンプ"の2つに分けられます。
一般的に、列型は古くから使われているトラクターに搭載されており、分配式はエンジンの始動性や回転制御に優れている事から、比較的新しいトラクターに搭載されています。

列型はポンプ内部にエンジンオイルが入れられており、そのオイルで内部を潤滑しています。
一方、分配式は、潤滑オイルは使われておらず、内部を流れる軽油自体が潤滑の役目を果たしています。
従って分配式は基本的にメンテナンスフリーなのです。
しかし、メンテナンスが不要な反面、水分や不純物の混入には非常に敏感です。
列型噴射ポンプ 分配式噴射ポンプ


不正軽油の使用による噴射ポンプのトラブル

昨今、軽油価格の高騰により、不正軽油の使用による噴射ポンプのトラブルが増えてきています。

軽油に重油や灯油を混ぜて使用すると、排気ガス中の有害物質を増加させ、環境や人体に悪影響を与えるばかりか、脱税行為となり、5年以下の懲役、または500万円以下の罰金刑が処せられます。
さらには、噴射ポンプに甚大なトラブルが発生し、結果的に多大な修理代がかかってしまう事になります。

また噴射ポンプにとって、水の混入は致命傷です。
設置型のホームタンクやドラム缶などから給油している場合、タンク内に結露による水滴が溜まり、サビなどの不純物がトラクターの燃料タンクに入ってしまうケースが多く見られます。

これらのトラブルを防ぐためには、できるだけタンクを満タンにしておく事、また定期的に専門業者に依頼してタンク洗浄を行う事をお勧めします。
もちろん、トラクターの燃料フィルターの水抜きをこまめに実施する事や、定期的にフィルターを交換する事で噴射ポンプのトラブルを防ぐ事ができます。

お客様の大切なトラクターを末永くお使いいただくためにも、普段のメンテナンスを欠かさずに行いましょう。
なお、お気付きの点がありましたら、お気軽に最寄りの営業所までお問い合わせ下さい。
重油を混ぜて使用したポンプの内部部品 水が混入したまま使用したポンプのシャフトシール部分


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