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ブレーキ装置の点検編

ブレーキ装置の点検編

あなたのトラクターの点検整備は万全ですか?
安全に農作業を行う上で欠かすことの出来ない“ブレーキ装置”の点検についてご紹介いたします。
ブレーキ装置は重要保安部品であるため、点検の結果異常かな?と思われるところがありましたら、 すみやかに最寄りの営業所にお問い合わせ下さい。

ブレーキシステムには、“機械式”と“油圧式”があり、文字通り、機械式はペダルからロッドなどを介して リアホイールのブレーキディスクを作動させる方式で、一般的に旧型のトラクターに採用されています。 一方、油圧式はペダルでマスターシリンダーを操作し、その圧力が油圧パイプを通ってリアアクスル内の リアシリンダーに伝えられる方式で、最近のトラクターはほとんどがこの方式を採用しています。

ブレーキ装置の点検

ブレーキオイルの点検

エンジンルーム内にあるブレーキオイルタンク内のオイル量と汚れ具合を点検して下さい。 オイル量が不足している場合はニューホランド純正ブレーキオイル(M6C-59-A01L)をMAX位置まで補充して下さい。
極端にオイルが減っている場合は、ブレーキディスクの摩耗や、オイル漏れなどが疑われます。 パイプの付け根などを注意深く点検して下さい。 また、ブレーキオイルが黒ずんで汚れている場合は交換が必要です。 これらの症状が認められる場合は、最寄りの弊社営業所までご相談下さい。
ブレーキ装置の点検

急制動テスト

トラクターを中速程度のギアにシフトして5〜6m走行させ、急ブレーキをかけます。 そのとき、左右のホイールが同時にロックする事を確認します。もしどちらかのタイヤが早く、 または、遅く“片効き”するようであれば、ブレーキの調整が必要になります。
次のペダルの点検を参照して下さい。

ブレーキペダルの点検

左右のブレーキペダルを固定する連結金具を解除し、左右の踏み代に差が無いかを点検します。 もし、左右の踏み代が異なる場合は次の要領で調整して下さい。
機械式の場合は、ステップ下のリンケージ調整ロッドのロックナットAを緩め、アジャスター@を回して調整し、 左右のペダルの踏み代(遊び)を同じ高さにそろえます。(左図)
油圧式の場合は、ペダルアームに接続されている、マスターシリンダーのプッシュロッドにあるロックナット@を緩め、 調整ロッドAで行います。(右図)
ブレーキ装置の点検

ブレーキペダル連結警告灯の点検(1999年以降のモデルのみ)

左右のブレーキペダル連結金具を解除したときに、計器盤の警告灯が点灯する事を確認して下さい。
もし、点灯しない場合は、ペダルに取り付けられているスイッチの導通や、ヒューズなどを点検して、 必ず点灯するようにしておいて下さい。

駐車ブレーキの点検

駐車ブレーキレバーを引いて、引き代の遊びとノッチ音を確認して下さい。 通常5〜7ノッチになるよう、レバー部分や、ケーブル先端のロックナット@を緩めて、Aの調整スクリューで調整します。 (ノッチ音が多い場合は締め込み、少ない場合は緩めます。)
このとき、駐車ブレーキを解放しているときにブレーキが引きずらないよう、締め過ぎに注意して下さい。
旧型モデルでは、フットブレーキ固定式のものがありますが、 これはペダルを一杯に踏み込んだ状態でロックされる事を確認して下さい。
駐車ブレーキレバーを引いたときに、計器盤の警告灯が点灯する事も確認して下さい。

ブレーキ装置の点検
注意点

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