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クーラントの点検・交換編

クーラントの点検・交換編

クーラントには200℃以上になるエンジンを冷却し最適な温度で燃焼させオーバーヒートを防ぐ役割と、エンジンの腐食を防ぐという役割があります。 クーラントの中には、錆を防ぐ防錆剤や冷却効率を高める消泡剤などが入っています。不凍効果は半永久的ですが防錆剤や消泡剤の効果は2年であり、 クーラントもエンジンオイルや油圧オイルと同様に定期的な交換が必要です。 メンテナンス講座をお読みいただいて、クーラントの点検、交換方法をしっかりマスターしましょう。
注意点

クーラントの点検

長期に渡りクーラントの点検を怠ると、発生した錆でラジエターコアなどが詰まり、ラジエターの損傷やエンジン内部の腐食など重大なトラブルへと発展する恐れがあります。 定期的なクーラントの点検を心掛けましょう。
クーラント量の点検はリザーバータンクが付いているトラクターは規定のライン以上クーラントが入っている事を確認します。
クーラントの点検
40シリーズ
TSシリーズ(サイトグラス無し)
旧モデル
クーラントの点検
60シリーズ   TL-Aシリーズ
TMシリーズ   T4000シリーズ
TS-Aシリーズ T5000シリーズ
T6000シリーズ
クーラントの点検 リザーバータンクが付いていないトラクターはラジエターキャップを開けてクーラント量を確認しますが、エンジン停止直後はクーラントが膨張しており、 ラジエターキャップを開けると高温のクーラントが勢いよく噴き出し大変危険です。 クーラントは熱により膨張するため、液量の点検はリザーバータンクの有無に関係なくエンジン始動前もしくは、エンジン停止後1時間以上経過してから行ってください。

クーラントの補充・交換

クーラントを補充する場合は、リザーバータンクが付いているモデルはリザーバータンクから補充し、 リザーバータンクが付いていないモデルはラジエターキャップを開け直接ラジエターに補充してください。 クーラントの補充
 リザーバータンク付
クーラントの補充
 リザーバータンクなし
クーラントの交換は適切な容器を用意し、トラクターを平らな場所に置きます。 ラジエターのドレインプラグを外し、エンジンブロック内のクーラントを用意した容器に抜きとります。 このときサビや著しい汚れがある時は、一度ドレインプラグを取り付けて水道水を満たしエンジンを始動して10分程度フラッシングを行ってください。 つぎに、ヒーターホースを外し、ヒーターラインのクーラントも同様に抜きます。 クーラントを抜き終わったらドレインプラグを閉め、ヒーターホースを繋ぎます。
クーラントには有害な物質も含まれているため、適正な方法で廃棄処理してください。 クーラントを割る際の水は水道水をご使用ください。井戸水など鉄分を多く含む水を使用すると防錆剤の効果が短くなります。 一般的には50:50の割合で使用する事をおすすめします。
クーラントの交換
クーラントの交換
新しいクーラントをラジエターに満たしたあとはキャップをしっかりと閉め、エンジン回転数を2,000回転くらいに保ち10分程度暖機運転し冷却水を行き渡らせます。 このときドレインプラグやホースのつなぎ部分を確認し“漏れ”がないか点検し、ヒーターから温風が出てくることも確認しましょう。 エンジンを停止し1時間程度冷却してから再度クーラントの量を点検し、減っている場合は規定量まで補充します。

ラジエターの清掃

クーラントはエンジンの温度を適正に保ち、エンジンがスムーズに稼働できる状態を作り出します。 クーラントの量が少なかったり、ラジエターが詰まったりしていると、冷却機能が低下してオーバーヒートを引き起こし、最悪の場合エンジンが焼きついてしまいます。 作業前には必ずクーラント量を点検し、牧草の収穫作業など埃の多い作業を行った時は、必ずラジエターやオイルクーラー、コンデンサーを清掃してください。 ラジエターの清掃

クーラントの点検・交換編


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