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35年前の最新鋭機、フォード6Yシリーズトラクターをリフレッシュ

35年前の最新鋭機、フォード6Yシリーズトラクターをリフレッシュ
この6Yシリーズトラクターのラインナップは、2000(39馬力)、3000(48馬力)、4000(62馬力)、5000(77馬力)、7000(94馬力)の5型式で、 1950〜1960年代にかけての名機と言われたフォードソンメージャーやフォードソンデキスタに変わる最新鋭機として、 1964年にデビューした6Xシリーズトラクターをマイナーチェンジしたシリーズです。
当時は斬新なスタイルは勿論のこと、エンジンを筆頭にトランスミッションから油圧、PTO、ブレーキ装置に至るまで全てが新たな設計思想に基づいて製作された、まさに新世代のトラクターの誕生でした。
以来35年以上、いまだ現役で活躍しているトラクターも多く見受けられますが、私どもとしても更に長く使っていただきたいと思っています。 また、現在車庫の奥にしまい込まれているものがあれば、再びスポットライトを当て活躍の場を与えてみては如何でしょうか。 35年以上経った今も、これらのトラクター用の主要な単品部品(フィルター各種、クラッチディスク、ノズル)やアッセンブリパーツ(スターターモーター、ジェネレーター、ウォーターポンプ等)が、今も多く在庫されています。
これを機会に、お持ちの6X/6Yシリーズトラクターをリフレッシュしてみましょう。

メンテナンス講座では、6X/6Yシリーズトラクターを蘇らせるためのいくつかのポイントについてお話します。

先ずは肝心なエンジンをチェックしましょう。

エンジンをチェック 長期間使用していなかった場合は、予め以下の作業を行います。
・エンジンオイル及びオイルフィルターを交換します。
・燃料フィルターを交換し、フィルターや回路内のエアーを抜きます。
・冷却水を点検し、少ない時は補充します。
・エンジン周りにオイル漏れがないか確認します。
 次にエンジンの始動性をチェックします。エンジンを始動する時は、安全の為に必ずシートに座り、油圧レバーを降下位置、ミッションは中立の位置、PTOは切の状態で、クラッチペダルを踏み込んでからスターターモーターを回します。
・スターターモーターが勢い良く回り、エンジンが始動すればOKです。
・スターターモーターの回転が弱くエンジンが始動しない時は、バッテリーを点検します。
・バッテリーの能力が充分にある場合は、スターターモーターの不具合が考えられます。
・スターターモーターの回転が充分なのにエンジンが始動しない時は、回路内へのエアー混入が考えられます。再度エアー抜きを行ってください。
 エンジンが掛ったら、加速の具合や異音、再度オイル漏れ等を点検してください。
次はクラッチの点検です。
クラッチペダルの遊びが正常にあり、確実に断続出来るかを点検します。
長期間使用していなかった場合、クラッチディスクがプレッシャープレートに張り付いて、クラッチが切れなくなっている場合がありますので注意して下さい。 その様な場合は弊社にご相談下さい。
ブレーキ装置の点検。
ブレーキ装置は走行や作業を行う上で大切な装置です。ブレーキペダルの遊びが正常にあり、 ブレーキの効き具合も正常なことを確認してから、本格的に走行するようにして下さい。 ブレーキの効きがあまい場合は調整し、必要であればオーバーホールします。


ステアリング装置の点検。
ステアリングポンプリザーバーのオイル量を点検します。オイル量は、ゲージの位置まで入れます。 オイルが汚れているときは、オイル及びフィルターの交換が必要です。
各リンケージの遊びを点検し、ステアリングホイールの動きがスムーズに伝わるか確認します。 また、フロントアクスルベアリングやスピンドルの遊びも点検し、遊びが多ければ調整又はベアリングやブッシュを交換します。
6X/6Yシリーズトラクターの各部装置は大半が機械式の装置で、不具合の多くはオペレーターの目で確認することが出来ます。 是非あなた自身の手で懐かしいトラクターをリフレッシュし、復活させてみては如何でしょうか。
不明の点及び知りたいデータ等があれば、ご遠慮なくお近くの弊社営業所まで、お問い合わせ下さい。
点検
点検 トランスミッションの点検。
トランスミッションオイルを点検します。長期間使用していなかった場合はオイルも劣化していますので、新しいオイルに交換しましょう。 6X/6Yシリーズトラクターは、基本的には前進8段後進2段の速度段数です。(F2000は6×2です。) 各シフト段が確実に入るか、異音がないか点検します。 シフトレバーに極端な遊びなどがあり、シフト出来なかったりギヤが抜けたりする場合は、シフトレバーやシフトフォークの摩耗が考えられます。 修正または交換が必要ですので、弊社にご相談下さい。

油圧システムの点検。
油圧システムのオイルは、デフオイルと兼用です。トランスミッションオイルと同様、長時間使用していなかった場合は、新しいオイルに交換しましょう。 機能確認としては、ポジションコントロールとドラフトコントロールが正常に機能するか確認します。 リフトレバーの動きに合わせて機能しない場合は、内部リンゲージの調整などが必要になります。 又、リフト能力が低下している場合は、油圧ポンプの吐出量やリリーフ圧を点検する必要があります。 その様な場合は、弊社にご相談下さい。
点検

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