HOME  >   とく得情報  >   メンテナンス講座  >   トラクターを末永く使うために

トラクターを末永く使うために大切なものとは

トラクターを末永く使うために大切なものとは
きれいな水やきれいな空気は、私達が健康な生活を営む上で大切なものですが、エンジンにとっても大切な役割を果たしているのをご存知ですか?
メンテナンス講座では、エンジンと水、空気そして油との係わりについて考えてみました。

きれいな水の話

エンジンの燃焼中の温度は、200℃以上と言われています。この熱を冷ますのが冷却装置で、冷却水には通常クーラントが使われています。このクーラントの交換を怠ると、次の様な現象がエンジン内で発生します。
キャビテーション発生のメカニズム
@  ピストン運動の衝撃で、シリンダー冷却水側の壁面に真空の泡が発生します。 A  この泡は冷却水に押されて壁面で弾けます。(破裂します)
B  この泡が弾ける力で、壁面が削られます。 C  この繰り返しで削られた部分がんどん侵食し、やがてシリンダー壁面に穴があきます。
注)キャビテーションとは、ピストン運動の衝撃でシリンダーの冷却水側の壁面に真空の泡が発生し、それが破裂する事により壁面が削られる症状で、ひどくなるとシリンダー壁面に穴があきます
さあ大変です!こうなると、 エンジンの分解整備か、エンジンアッセンブリーの交換が必要になります。 エンジン分解整備
このようなことが起きないように、定期的にクーラントを交換するようお奨めします。一般的にクーラントの交換は、2年に1度が目安です。 ニューホランドの純正クーラントは、熱伝導性が良く冷却効果が高いし、金属面に防錆皮膜を作り腐食を防ぎます。勿論、凍結防止の役割もあります。


きれいな空気の話

エアフィルターを人間に例えれば、鼻から吸い込んだ空気から塵などを取り除く鼻毛や粘膜のようなものです。 人間も空気が薄かったり汚れた空気の中では、息切れを起こしてしまいます。
エンジンにとってもきれいな空気をたくさん吸い込む事、それは燃料を完全燃焼させ最大のパワーを生み出すために大切な事です。(当社のダイナモメーターによるテストでは、燃焼効率を10%、馬力も5%向上させると言うテスト結果があります。) 又きれいな空気は、エンジン各部の摩耗を防ぎ、寿命を2倍以上も延ばすともいわれています。
エンジンを長持ちさせ、いつも力強いパワーを発揮させるには、
エアフィルターが大切な役割を果たしています。
エアフィルターの交換時期は2年毎の交換になっていますが、誰でもできる見分け方を紹介します。

1.フィルターの重量で見分ける方法
  新品の重量より100〜200g程度重くなったら交換時期です。
2.電球による光で見分ける方法
  フィルターの中に電球を入れ、フィルターを通して光が確認出来なければ交換時期です。
エアフィルター
エアフィルター


きれいな油の話

使用時間300時間が交換の目安です。

オイルを定期的に交換しなかったり、品質が悪いオイルを使用した 場合、オイルポンプやバルブの著しい磨耗や馬力の低下、燃費の悪化、 オーバーヒートやピストンの焼付などによるトラブルが発生します。
こうなると、修理費用がばかに出来ません。
結局高くつきますね。
オイル
ピストンの焼付き バルブの摩耗 オイルポンプの著しい摩耗
ピストンの焼付き バルブの摩耗 オイルポンプの著しい摩耗
適正なエンジンオイルには、これらの焼付けや摩耗、腐食を防ぐ効果があり、
また、オイルそのものの品質の劣化を防ぐ酸化安定剤などの添加剤が調合されています。
この添加剤はメーカーにより違いがあります。
ニューホランドトラクターには
ニューホランド純正オイルの使用をお奨めします。
オイル交換時にはフィルターも交換しましょう

交換しない場合、フィルター内に0.5から1L程度の古い汚れたオイルが残っています。

フィルターも純正品をお奨めします。外観は似ていますが内部の構造が大きく違います。
純正オイルフィルター

このページの先頭へ↑

ニューホランド