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「ロールベーラーのメンテナンス」

「ロールベーラーのメンテナンス」
ニューホランドロールベーラー600/700シリーズの日常のメンテナンスについてお話します。

トラクターへの接続は正しいですか?

トラクターへの接続 牽引式作業機に共通することですが、標準トラクター・ヒッチ取り付けにおいて、トラクターにスイングドローバーの長さおよび高さを誤って接続すると、 PTOシャフトの破損につながります。 作業機の取扱説明書には必ず図または寸法が表示されています。 もし表示がない場合は、トラクターをゆっくりと旋回させジョイントが最短距離になった時に、ジョイントシャフトの隙間に余裕があるか確認してください。
8時間毎にグリスアップ!
PTOユニバーサルジョイントのシャフトがささくれ状態になっているのを目にしたことがありますか? この状態はグリスを注し忘れた状態で非常に危険です。 この状態で使用すると力が掛った時に旋回するとシャフトのスライドが極端に重くなり、PTOシャフトの破損やスパイダーのベアリングに負荷がかかり最悪の場合は、 ジョイントが破損しPTOでシャフトを振り回してしまいます。 ニューホランドのロールベーラーのジョイントは外部からのグリスアップが可能です。

グリスアップ!
電源系統は精密機械です
ニューホランドのロールベーラーは12Vの電源を使用し赤の配線は+、黒の配線は−に接続します。 電源取り出しはバッテリーから直接取る方法と、キャビン内のコンセント25Aより取り出す方法があります。 コントロールボックスまたは配線コネクターを接続する場合は、必ずコントロールボックスのスイッチを切る習慣をつけましょう。
トラクターの電圧が10V以下に下がるとコンピューターが異常を感知し警告を発します。 またトラクターのジェネレーターが破損するなどで19V以上電流が流れると自動的に電源を切りコンピューターを保護します。 格納整備等で洗車した場合は、コネクターの接続不良を防止しましょう。
また、ベーラー本体にコンピューターが搭載されております。 従ってベーラーに溶接を行う場合にはトラクターおよび電源を切り離し、溶接する部分に出来るだけ近くにアース線を設定し作業を行うよう細心の注意をはらって作業をして下さい。

クラッチ研磨は、シーズン前の準備運動

シーズン前や、ベーラーを長期間使用しなかった場合、必ず以下の方法でクラッチを研磨する事をお勧めします。
1、PTOスリップ・クラッチ
2、スレッジ・ローラー・スリップクラッチ
(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)
ボルト・ヘッド@(図1)の位置にマークを付けます。

これらのボルトを3回転半ゆるめます。

トラクターPTOシャフトを低回転で5秒間回します。

クラッチを2分間冷却します。

トラクターPTOを5秒間回します。

クラッチを2分間冷却します。

ボルトをマークした位置まで締め込み6分の1回転増し締めします。

ボルト・ヘッド 図1
(1)





(2)


(3)
スレッジ・ローラー・スリップクラッチを研磨する場合は、(図2)の@ADEの全てのパーツを取り外しFのボルトにマークを付けて、 スプリング圧が最小限になるまでボルトを均等にゆるめ、各ボルトについて、何回転ゆるめたか記録しておきます。

トラクターPTOを低回転で3秒間回した後にエンジンをとめます。

クラッチボルトを正しい回転数まで締め込み、更に6分の1回転締め込み元通りに組み立てます。

スレッジ・ローラー・スリップクラッチ 図2

良いベールはベルト軌道の調整から生まれます
ベルトの軌道を調整する場合は、ゲートを上げゲートロックレバーを回しロックピンを出しゲートを70%下げる事でベルトを緩めることが出来ます。
各ローラーのゴミを排除し、元の位置に戻します。 PTOを回し後部のローラーを取り付けているベアリングのボルト(図3・4@)を締め、ローラーの上下でベルトの軌道を修正します。

ベールはベルト軌道の調整から 図3 ベールはベルト軌道の調整から 図4
ここまでロールベーラーの日常のメンテナンスについてお話してきましたが、詳しくは取扱説明書をお読みになって、最大の性能を発揮して頂き、 少しでも長く良い機械を使用して頂きたいと願います。
最後に安全作業を行う為に、点検時は必ずエンジンを止めて行ってください。

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