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エンジンの保守点検

エンジンの保守点検
エンジンの保守点検
エンジンがその性能を存分に発揮し、しかも排出ガスをクリーンに保つためには、 使用する燃料をいかに効率的にしかも完全燃焼させるかにあります。 「排ガス規制」の問題も含め、エンジンの保守点検についてお話しします。
きれいな燃焼を使っていますか。
季節に適した品質の良い燃料を使用していますか。 水やゴミなどの不純物の混じった燃料は、完全燃焼を妨げるばかりか、噴射ポンプやノズルなどの燃料装置を損傷させます。 燃料を補充する時にはタンクの給油口周りをきれいにし、異物の混入を防いでください。 定期的に燃料フィルターのドレン(A)を緩め、水や塵を排出します。 フィルターは300時間毎に交換、また燃料タンクは1,200時間毎又は毎年清掃して下さい。

エンジンの保守点検
きれいな空気が充分に取り入れられていますか。
きれいな空気をたくさんエンジンの燃焼室に取り入れることによって、 燃料が完全燃焼して大きなパワーを生み出します。 更に排出ガス内の温室効果ガスや粒子状物質も少なくクリーンにします。 エアフィルター(B)は、300時間毎に取出して清掃します。 埃の多い場所で作業した時は、都度点検清掃してください。フィルターは1,200時間毎又は1年毎に交換します。

エアフィルター
エンジンオイルは正しく交換していますか?
エンジンオイルは、ピストンやシリンダー等を潤滑し摩耗を防止、またピストンとシリンダー間の密封及び冷却作用も行っています。 長時間交換せずにいるとオイルは劣化し、ピストンリングやシリンダーの早期摩耗を引き起こします。結果圧縮圧力が低下し、不完全燃焼の原因となります。 エンジンオイルとフィルター(D)は、300時間毎に交換してください。オイル量はゲージ(C)にしたがって、正しい量を入れてください。
エンジンオイル交換 エンジンオイルフィルター

クーラント(冷却水)は適正量入っていますか。
クーラントはエンジンの温度を適正に保ち、エンジンがスムーズに稼働できる状態を作り出します。 クーラントの量が少なかったり、ラジエターが詰まったりしていると、冷却機能が低下してオーバーヒートを引き起こし、最悪の場合エンジンが焼きついてしまいます。 作業前には必ずクーラント量(F)を点検し、牧草の収穫作業など埃の多い作業を行った時は、必ずラジエター(E)やオイルクーラー、コンデンサーを清掃してください。 なお、クーラントは1,200時間毎、又は2年毎に交換します。
ラジエター クーラント

燃料噴射ノズルは正常ですか。
噴射ノズル(G)はトラクターの機種毎に、噴射圧力が設定されています。 適正な噴射圧と正常な噴霧状態で噴射されなければ、完全燃焼しません。 エンジンの調子が悪い場合は、噴射ノズルの点検を行ってください。定期的な点検は、1,800時間毎です。

燃料噴射ノズル


これらの保守点検を実施することで、エンジンの性能を保持すると共に、排出ガスをきれいにすることにもつながります。 また結果として、燃費の改善にもつながりコスト低減にも貢献することになります。 是非実践してみてください。なお、記載した点検・交換時間はTNトラクターのものです。 機種によってことなりますので、お手元の取扱説明書を参考にしてください。



最後に、日常点検で交換した、オイルやクーラント、バッテリー、エレメント、タイヤなどの廃棄物を勝手に捨てることは法律で禁じられています。 市町村が定める条例に基づき専門の産業廃棄物処理へお願いしてください。
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