HOME  >   とく得情報  >   メンテナンス講座  >   エアコンに関する豆知識

エアコンに関する豆知識

エアコンに関する豆知識
夏の必需品『エアコン』のトラブルについてご紹介します。
この機会にエアコンの作動状態を確認して、快適な農作業をお続けください。
尚、本編はTSモデルを基本に記載しています。モデルにより記載内容と違う場合があります。詳しくは、お手元の取扱説明書で内容を確認してください。
ガスを補充してもすぐ抜けてしまう。
通常高圧ホース内の圧力は10〜13キロに保たれていますが、コンデンサー@(ラジエターの前に付いている)に藁くずなどが詰まっていると、 冷却効果が悪くなりホース内部の圧力が上昇して、ガスが漏れる原因になります。
 10時間毎に又は毎日点検しましょう。

コンデンサー



キャブ室内に水が入ってくる。
排水受皿からのホースの詰まりが考えられます。エアーなどで掃除しましょう。 また温度調整ノブを最大にしたら、ブロワースイッチも最大にして使用してください。



直射日光にトラクターを止めておいた時は。
ルーフハッチやリヤハッチを少し開いてエアコンを2、3分間作動させるとキャブ内の熱気を追い出すので、キャブ内が早く冷えます。 また、再循環用の換気口を開けると更に効果的です。

キャブ内の熱気を追い出す
ガスは入っているが、冷気が出ない。その1
エキスパンションバブルが詰まっている可能性があります。 このバブルには小さな穴があり、ホース内にごみなどがあるとすぐ詰まります。左の@の様にホース内の圧力が上昇すると、 パイプ内壁のサビが剥がれ落ち、そのサビがバブルを詰まらせる原因の一部として考えられます。



ガスは入っているが、冷気が出ない。その2
電気関係の故障が考えられます。簡単な点検方法はエンジンを始動せずにキースイッチをONにし、 エアコン温度調整ノブ@を回しブロワースイッチAをONにするとコンプレッサーの所でカチッと音がするはずです。 もし音がしなければ電気関係の故障です。まずヒューズを点検してみましょう。

エアコンの調整



ガスは入っているが、冷気が出ない。その3
使い始めは冷えるが、次第に冷えなくなるケース。
これは、キャビンの上に付いているエバボレーターが凍結してしまって事が考えられます。 温度調整ノブを最大にしてブロワースイッチを最少にすることが原因です。 また、コンデンサー同様埃で詰まっている場合も考えられます。 最低年に1回は、エバボレーターの清掃を行いましょう。



ヒューズがすぐ切れる。
コンプレッサーベルトの張りが考えられます。 張りが弱いとスリップによりコンプレッサープリーに熱が発生しマグネットクラッチに大きな電流が流れます。 ベルトの中央を押して6〜10mmたわむ程度に調整します。(自動ベルトテンション装置付のモデルは、調整の必要がありません。)



その他これだけは知っておきましょう。












夏期間、ヒーターを使用しない時はインレットマニ―ホールドの後部と、 エンジン後部左側のヒーターホースにあるバルブ(A)を閉じてください。 エアコンが故障しても扇風機代わりには使用できます。

エアコンを使用しない時はエアコンの温度調整ノブ@をOFFにしておきます。このノブをOFFにしておかないと、寒冷時にコンプレッサーが故障する原因になります。

コンプレッサーにもアイドリングが必要です。エンジンを始動した直後やエンジン回転を最高に上げた状態で、エアコンを作動させないでください。 コンプレッサーの潤滑不良となって焼き付きを起こす原因になります。

ガス不足でエアコンを作動させないでください。コンプレッサーが焼き付きます。
ヒーターホースにあるバルブ


 定期点検をおすすめします。

稼働中に不具合や異常を感じた場合は、すぐに点検整備を受けてください。
初期対応で修理費用や時間を最小にする事が出来ます。
また、農作物の収穫時期に故障で作業を中断しなくても済む様、稼働前の定期点検をお薦めいたします。
トラクターの車検が廃止されてから、繁忙期での故障が増えています。この傾向は、特に定期点検を受けていないトラクターに多く見られます。
急な故障で作業が中断されたり、整備不良で作業がはかどらず不自由を感じたことはありませんか。繁忙期の急な故障は作業能率を下げ、大きな出費につながります。

このページの先頭へ↑

ニューホランド