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トラクターの自主点検

トラクターの自主点検
車検廃止となったことで、自主点検がより大切になってきます。そこで、自主点検のアドバイスについてご紹介します。
日常できるメンテナンスを心がけておけば、不要な故障や事故、繁忙期での故障を未然に防ぐことができます。 そうすれば作業を中断するこのなく、また余計なコストをかけることもなく、大切なトラクターを長く快適に使用することができます。 思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、ちょっとした気づかいをお忘れなく。
1.オイル
トラブル チェック
オイルはトラクターの寿命を左右する重要なもの。 オイルが汚れていたり、不足していると、潤滑・冷却能力の低下につながります。 また規定量より多すぎると、馬力が損なわれたり、オイル漏れの原因になります。 オイルゲージの確認 ●オイルゲージを抜いて、先端をきれいに拭いてから差し込んでください。 再び抜いて、上限と下限の間にオイルがあるか調べてください。

●オイル量が不足の場合は補充し、汚れが目立つ場合は交換してください。 ただし、レベルゲージの上限以上に入れてはいけません。必ず規定量を守ってください。

※オイルの点検は必ず平坦な場所で行います。
※オイルを給油するときは、あらかじめ給油口付近をきれいに拭いてください。

2.クーラント
トラブル チェック
クーラントを入れたまま何年も放っておくと、 含まれている防錆剤、消泡剤などの添加剤が劣化し、効果が低下してしまいます。 クーラントの交換 ●オールシーズンタイプのクーラントも、 2シーズン使用したら凍結温度に関係なく交換することが必要です。2年に1度は交換しましょう。

●クーラント量が不足しているときは補充してください。

※クーラントの点検は、エンジンが冷えた状態で行ってください。
※交換の際、クーラントを抜いたあとホースで水を通し、内部の沈殿物を洗い流してください。

3.ファンベルトのゆるみ
トラブル チェック
ファンベルトの確認 ファンベルトがゆるんでいると、ファン、ウォーターポンプ、オルタネーターなどが正常に作動しません。 オーバーヒートや充電不足の原因となります。 ●ベルトの張りは十分でしょうか。ベルトに亀裂や剥がれがある場合は交換しましょう。

4.燃料フィルター
トラブル チェック
フィルターの汚れは、エンジンの出力低下を招くばかりでなく、噴射ポンプの重大なトラブルの原因にもなります。 ●燃料フィルターは定期的な交換はもとより、常時点検して水抜きも行ってください。

5.ラジエターの目詰まり
トラブル
草や泥が詰まっていると、冷却能力が落ちてエンジンのオーバーヒートを起こします。

ラジエターの清掃

チェック
●作業後はエアーやホースの水などで、草や泥をきれいに落としましょう。
6.ラジエターホースのひび割れ
トラブル
放っておくと、突然水漏れをおこし、作業が中断してしまいます。 また熱湯による火傷も危険です。

ラジエターホースの確認

チェック
●水漏れの有無を確認します。

●ラジエターホースなどのゴム製品は使わなくても劣化する消耗品です。 締め付けバンドとともに、2年毎また傷んだときは交換してください。

7.エアフィルター
トラブル
エアフィルターの汚れや損傷は、エンジンの出力低下や燃費を悪くするばかりでなく、 エンジンの早期摩耗の原因になります。

エアフィルター

チェック
●埃っぽい作業のあとは、必ず点検してください。 フィルターを手の平でたたいて埃を取るか、コンプレッサーなどで吹きとばしましょう。

●決められた時間がきたら、新しいものと必ず交換してください。
8.バッテリー液
トラブル
直射日光の強い夏はバッテリー液の蒸発も盛んで、いつの間にか不足していることがあります。 バッテリー液が不足するとバッテリーの寿命を縮めてしまいます。

バッテリーの確認

チェック
●定期的に点検し、バッテリー補充液を入れてください。

バッテリー液の点検時は火気厳禁。また電解液が直接肌に触れないように注意してください。


点検時に注意すること
●取扱説明書をよく読み、その指示に従ってください。
●火気厳禁です。
●点検は必ず平坦な場所でエンジンを停止させ、駐車ブレーキをかけてから行ってください。
●ラジエター及びエンジン周りを点検するときは、火傷をする恐れがあるため、完全に冷えてから行ってください。

もし、異常が見つかったら・・・
自主点検で少しでも整備が難しいと感じた場合は、お近くの日本ニューホランド営業所までご連絡ください。 特に電子部品関連のトラブルは、必ず整備をご依頼ください。
点検整備のフローチャート

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