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バイオディーゼル燃料

バイオディーゼル燃料
今回は、昨今注目を集めているバイオディーゼル燃料(BDF)の使用に関する情報をお知らせします。 バイオディーゼル燃料は、環境にやさしい燃料として軽油と比較しても多くの利点がありますが、 誤った使い方をすると大切なエンジンを破損させる恐れもありますので、正しい知識をもって使用しなければなりません。
バイオディーゼル燃料(BDF)とは?
品質規制について
BDFとは、一般的に菜種やひまわり、大豆等の植物油の油脂を化学処理してディーゼル自動車用燃料としたものを指し、 FAMEバイオディーゼル(脂肪酸メチルエステル)が使われます。(食用油は粘度が高くBDFとしては使用できません。)

バイオディーゼル燃料
欧米では、早くからBDFの規格化が進められており、各エンジンメーカーともこの規格を満たすBDFでなければ使用を認めておらず、 粗悪精製BDFを使用してトラブルが発生しても一切の保証はしないという方針を打ち出しています。 従って、BDFをニューホランドトラクターに使用するには、欧州規格EN14214または北米規格ASTM D6751を満たしている品質ものである必要があります。 現在のところ、日本では経済産業省の審議会において上記欧州規格を参考としつつ規格化が検討されています。

BDFの使用条件
BDFは、下記の通り100%純バイオディーゼルとして、あるいは一般ディーゼル軽油とブレンド(混合)して、 ディーゼルエンジンの燃料に使用する事ができます。
バイオディーゼル燃料

ニューホランド製品のモデル別ブレンドガイドライン

バイオディーゼル燃料   可  =
不 可 =
条件付=
使用可能
使用できません
下記注意事項を遵守する事を条件に使用可能
バイオディーゼル燃料
右記以外の旧型製品へのBDFの使用評価は行われておりませんので、B5ブレンドを使用してください。
バイオディーゼル燃料

メンテナンスと注意事項

使用するBDFは、前述の規格(EN14214またはASTM D6751)を満たさなければいけません。
使用するBDFは、あらかじめブレンドしたものを購入する事。ディーゼル軽油とBDFを個人でブレンドすると、 均等に混合せず不具合が生じる可能性があります。不適切な混合による燃料の品質不良に関係するトラブルは、 保証の対象外となりますのでご注意ください。
燃料の取り扱い時は水分が混入しないように注意してください。BDFは空気中の水分を吸収しやすい性質があります。 燃料タンクはできるだけ満タンに保ち、タンク中の空気や水蒸気をできるだけ少なく維持してください。 また、−9℃以下になる寒冷地ではBDFの使用はできません。
毎日、エンジン取り付け燃料フィルターの水抜きを行ってください。
毎日、エンジンオイルレベルを点検し、ディップスティックのMINマークとMAXマークの間にあるかどうか確認します。 オイルレベルがMAXマークを超えている場合、それがオイルの入れすぎによるものかどうか調べてください。 オイルの入れすぎによるものでない場合は、エンジンを始動しないで、直ちに最寄りの営業所にご連絡ください。
B20(20%)超のブレンド率でBDFを使用する場合、エンジンオイルや燃料フィルター、オイルフィルター等は、 通常交換時期の半分の時間で交換してください。オイルのグレードはAPI CH4以上のものをご使用ください。
燃料装置内にBDFを入れておくと、酸化によりエンジン性能が損なわれるおそれがあります。 BDFを入れたまま3ヶ月を超えて格納するのはおやめください。長期格納が必要な場合は格納前に、 エンジンをディーゼル軽油だけで約20時間回してBDFを燃料装置から完全に抜く必要があります。
燃料保管タンクや車両の燃料タンクには錆びなどの固形分が固着することがあります。ディーゼル軽油の場合は問題ありませんが、 BDFの場合はこれらの固形分が剥離して燃料フィルターが詰まり、フィルターの寿命を縮める可能性があります。 フィルターの点検は1週間に1度は実施して下さい。


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